【下北沢】Inspired by starbucks

あの「スタバ」の新展開「インスパイヤード・バイ・スターバックス」。現在では名称が変わり「Neighbourhood & Cofee」(ネイバーフッド・アンド・コーヒー)になったようだ。どちらも今ひとつ決め手に欠けるネーミングという気がする・・・

image ところで何を隠そう、私はプライス・コンシャス、あるいは単に「ケチ」だ。
なのでこの店は当初よりターゲットから外れていた。と言うのは、この価格帯なら独立系の面白いカフェがいくらでもある土地柄である。
文庫本を持ってコーヒーを啜るだけならドトールでも良いと思っている。ただ残念ながら下北沢ではドトールもカフェドクリエもベローチェも出店していない。かろうじてゼガフレードなどもあるが、正直落ち着ける雰囲気でない。シモキタはそういう土地柄だ。
とにかく、蒸し暑い午後を読書で過ごそうと思い、たまたま通りがかかったこの店の門をくぐって見た。
注文したのは、アイスカフェラテ626円(税別)。この辺の自家ロースト店の相場通りだ。正直ちょっと高い。
ボリュームは通常のスタバよりも気持ち多く、より芳香な味わい。ただしこれは想定の範囲内。
それよりも、空間が違うのだ。これは何だろう。
通常カフェに滞在すると独特の疲労感を感じるが、ここは長く居てもなぜか疲れない。
独立系のカフェはこじんまりとした所が多く、長居をすると無言のプレッシャーを感じることがある。
他人の居間が落ち着かないと同様だ。
居間には主人という支配者がいる。支配者の前でくつろげと言われても中々そういう気分にはなれないわけだ。また椅子もお洒落イメージ優先で座面が硬かったりするのでなおさら疲労する。

しかしここはチェーン店からの派生店だからか、そういう圧迫感が少ない。椅子も定評のあるスタバのゆったりサイズが中心でクッションも効いている。

マスターとの雑談とかそういうものを求めてない限り、かなりリラックス出来る。
お金で時間を買っている感覚がここにある。

アルファ波が出るまで居続ける事が出来るし、心なしか他の客の発信するアルファ波を感じられる瞬間もある。
ただしこの店の欠点は、そこそこの人気店なのですぐに満員になってしまうことだ。
地元客を優先したコンセプトであり、駅から離したのに関わらず、休日は席を探すのに苦労するかも知れない(特にグループ客)

もっとも満員でも、ゆったりしたレイアウトのおかげでそれほど窮屈には感じない。

ちなみに下北沢には普通の「スタバ」もある。こちらは対照的に、あまり環境の良くない地下空間に客がびっしり詰め込まれ、とてもじゃないがアルファ波を誘い出す空間とは言えない。

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